「お墓はこうしてね。

お葬式の時棺にこの着物を掛けてね」

50代で大病を患った母は良く自分が死んだあとのことを

あれこれと語っていました。

記憶がしっかりしていた時には

毎日のようにこうしてね、ああしてねと

さも当たり前のように、でも楽しそうに。

そんな会話が当たり前のようにあった家庭でした。

人はいつかは死んでゆきます。

死んだあとどうするかは生きている人が考えないといけないけれども、

父の葬儀をした時、はたと困りました。

父はそんなことを何も言わなかった。

父は母の話をただ聴いているだけでした。

だから私たち兄妹は

父がどんなお葬式をしてもらいたかったのかはわからずじまい。

こんなお葬式でよかったのかな・・・

兄と話してなるべくお金を掛けないで簡素に。

葬儀社の担当の方が戸惑うくらい何もない簡素な式でした。

90歳になった父の友人たちも

多くの方がもうすでにお亡くなりになっている。

それは仕方のないことです。

見送る家族がいることがこんなに幸せなことだとは想像できませんでした。

今だ独身でいる息子や娘はどうするのだろう。

ふと心配が心をよぎります。

===今日の発見===
エンディングノートなるものが流行るのも
分かるわ―。
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