「何のために本を読むんだろう?」

「本の何が面白いんだろう?」

子供の頃、さして本が好きでなかった私はそんなふうに考えていました。

色んな本を読みかけてはみるものの、すぐに飽きてしまい

最後まで読み切った本はどれくらいあったのでしょう。

ところがある日、本屋さんでなぜか気になる本に出会ったのです。

とても地味な装丁の本で、

内容もあまり変化のない地味な内容だった記憶があります。

その町は砂漠の中にあり、いつも風が吹いていました。

毎日毎日風が砂を運んできて、その町は少しずつ砂に埋もれていってしまう。

そんな内容だったかな?

タイトルを検索してみたのですが、残念ながらヒットしませんでした。

特別激しい変化がある訳でもなく、うっとりするようなロマンスもない、

ただただ、風が砂を運んでくる様子が書いてあるだけの

この本のどこに惹かれたのかはわかりませんが、のめりこんでしまったんです。

一字一字丁寧に文字を読んでいったように思います。

不思議なことにこの本がきっかけになり、いろんな本を読むようになりました。

本は自分の体験したことの無いことを疑似体験させてくれると言います。

自分の内面と共鳴したり反発したり、

上に下に、右に左に心を揺さぶり、

自分の知らなかった自分の心の揺れに出会わせてくれます。

どんなことに興味があって、どんなことには興味がないのか

漠然としか分からなかった自分を知ることが出来ます。

興味の推移とともに手に取る本も変わっていきました。

これからはどんな本を手に取るのでしょうか。

本棚に陳列してある本のタイトルを見るのが楽しみです。

===今日の発見===
そうかー
本は自分の感情を知るために読むのかもしれない。
心が求めているものを手に取る訳だな。
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